燃料計なんてものがなかった時代に、大人気だったのが朝日電送の燃料計付きタンクキャップだ。
バイクをゆらしてガソリンの残量を確認していた時代には画期的なパーツだった。
構造はシンプルで、フタの底にメーターにつながる棒があり、その浮き沈みによって針が動く仕組みになっていた。一番最初の登場は1976年のことだった。
ヘルメットには時代ごとの移り変わりと文化がある。
1967年頃リリースされたフルフェイスヘルメットの原型BELL STAR。
族ヘル文化については、70年代後半頃に顔の判別が出来ないほどにパテ埋めした開口部の狭いヘルメットが登場。



クラッチカバーやポイントカバーについてもレアなアイテムがたくさんある。
人気なのはBEET、キジマ、マーシャルの砂型モデル。
製品としては復刻された現代物の方が綺麗だが、こだわりのオーナーにとっては綺麗すぎるのは邪道で、砂型ならではの巣穴があるモデルが好み。

馬蹄型ヘッドライトは、馬の足先に付ける蹄鉄(ヒヅメ)のカタチをしている。
丸型の下部をカットしたようなデザインで、サンパチ乗りなど旧車ファンに人気。
このZ2が装着しているウインカーはレア物で、6角形の形をした通称“亀ウインカー”なんて呼ばれているもの。
ホイールには数多くの種類がある。
その中でも人気だったのが当時物ハヤシ、レスター、セブンスター、BEET、メルバといったキャストモデルだ。
ちなみに、キャストホイールの“キャスト”はダイキャスト(鋳造)という意味だ。材質には鉄、アルミ、マグネシウムが使われる。
メルバは独特な形状のディスクがウケた。
珍しさでは、SP 忠男のフェレックスというホイールも存在した。
ミラーの当時物の流行りは様々。イタリアのヴィタローニをはじめ、ナポレオンバッカミラー、ロッキー、55ミラーなどは驚くほど高値で取り引きされている。


上の写真は、珍しい形状のリングを付けているナポレオンバッカミラー。かなりレア物で、価格がいくらになるかは……希少すぎて不明とのことだ。
あまり見たことがないオイルプレッシャーゲージ。アルミ削り出しのキャップにメーターを内蔵している。
四輪と同じノリで当時はリメイクヘッドライトも流行った。
ミュージックホーン、ラッカラーチャなどのホーンは、当時は鉄ラッパが常識。
風防といえば旭日を思い浮かべるが、リード工業のベルズ風防の方が実はレア物だ。