モータースポーツ好きにとっては馴染み深いトムスと童夢がタッグを組んでル・マン用に開発したセリカターボを覚えているだろうか?
 改造範囲が広く、過激なマシンが次々と誕生したグループ5カテゴリーにおいて、LBセリカベースのシュニッツァーセリカの後に投入されたのが童夢セリカ・ターボシルエットだった。
 そんな今となっては幻とも言えるグループ5のセリカを現代に蘇らそうと考えたのが今回紹介するマシンのオーナー、ShinパートⅡさんの凄いところ。マシンのベースに使ったモデルが、何かわからないと思うが、実はこれ初代セリカ・ダブルXをベースにしている。

 オーナーであるShinさんいわく、昔はけっこう改造しているオーナーがいたが今はまったくいないので、マニアなベース車として初代セリカを選んだとのこと。そして、セリカで作るならやっぱり童夢セリカ・ターボシルエットしかないと考え、独自にボディ形状を研究し、手作りでレプリカに匹敵するマシン製作に励んだのだという。 当時の童夢セリカ・ターボシルエットは、黒のボディにスポンサーロゴの「renoma」のシルバー文字に加えアレンジラインも入っていた。だが、それではストリートではあまり目立てないので、当時のトヨタレーシングのカラーを自らのマシンカラーとして採用。アイボリーのボディカラーをベースに、黄色とオレンジのグラデーションラインをセリカに写しオールペンした。 このシルエットボディはカウルとして製作しているため、なんと脱着式のスーパーシルエットとして作られている。つまり、純正ボディに被せてあるというから凄い。細かい処理も含め、このクルマの作りは素晴らしい。ノーマルに戻せる点も含めてよく出来ているなと関心してしまう。

エンジンはM型エンジンを降ろして4AGに載せ替えているのもポイントだ。
ボンネットから突き出したマフラーが街道レーサーの証にもなっている。
ホイールはお馴染みのSSR・MKⅡの13インチを履かせる。タイヤはアドバンレイン802のジグザグレッドだ。

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