青春時代に夢中になった懐かしのあのマンガ
このコーナーでは、チャンプロードらしく不良文化論と題して「不良の愛した物事」をテーマに、懐かしのグッズから当時流行った出来事、さらに、影響されてた映画、テレビ、マンガまで、様々な切り口で「あの頃」を感じさせる出来事を解説しています。
不良な主人公に憧れて
バイクに乗ると決意した
思い出をプレイバック
1970~1990年代に青春時代を過ごした俺達には、様々な影響を受けたマンガがあった。あのキャラが乗っていたから、自分もあのバイクに乗り同じような改造を施す、あのクルマを買ってチューニングする。髪型、ファッションもマンガから学び、真似をした。そんな青春時代のエピソードも、当時のマンガを見ることで思い出す。あの頃がとても懐かしい!!さぁ、再び幼少期を振り返ってみよう。
『ワイルド7』
1969-79年
【七人の侍ならぬ7人の個性的なアウトローライダー達】
望月三起也作の漫画。キャッチコピーは「バイクに乗った七人のアウトロー警視」で、法では裁けない悪党を7人のアウトローなライダー達が次々と処刑していくハードボイルド漫画。1969年から1979年にかけて少年画報社の漫画雑誌「週刊少年キング」に連載されていた。バイクと銃と友情話が当時のオトコ心を揺さぶった。
『750ライダー』
1975-85年
【個性的な主人公に魅力的なバイクが続々登場】
『週刊少年チャンピオン』にて1975年から1985年まで連載された「750ライダー」。主人公の早川 光はホンダ・ドリームCB750FOURに乗る竜堂学園高校の2年生。10年という長きに渡って連載されたこの作品は、当初、学校の教師からはバイクを走らせていることで目の敵にされていたり、暴走族から無謀で危険な勝負を挑まれたりと、反社会的でアウトローな内容だった。しかし、回を重ねるにつれて、純粋にバイクが好きな仲間や親友たちとの交流を描いた青春グラフティーへと変化。最終的にはほのぼの青春路線へとシフトしていった。
『街道レーサーGO』
1981-82年
【クルマ&バイク漫画の巨匠・池沢さとし著】
“街道レーサー”とは公道を走り抜けながらも、暴走族とは違う誇りを持ったバイク乗りのこと。「青い流れ星」と呼ばれる公道レーサーは、高校生の芥川剛だった。彼と愛車のヤマハRZ350は向かうところ敵なしのコンビだが、しだいに改造マシンとスーパーカーの首都高バトルに巻き込まれていく…。コミックは全3巻で完結した。
『あいつとララバイ』
1981-89年
【主人公が乗るカワサキZ2に憧れた】
神奈川・横浜を主な舞台に、高校生の菱木研二とヒロインの佐藤友美が過ごす青春を描いた漫画。学校生活の恋愛を中心に、不良少年達の抗争やバイクの公道バトルなどを描き人気を集めた。『週刊少年マガジン』で連載され、単行本は全39巻。その後ワイド版で全21巻、文庫版で全18巻。1983年に実写映画、87年にアニメ映画も公開された。
『ふたり鷹』
1981-85年
【偶然と必然で描かれるバイクバトル漫画】
「新谷かおる」といえば「エリア88」「ガッデム」「クレオパトラD.C.」「砂の薔薇」などがあり、戦闘機、バイク、車、銃器などメカ物を巧みに描いたストーリーに夢中にさせられた。この「ふたり鷹」の物語は、偶然にも同じ時刻に同じ病院で産まれた沢渡鷹と東条鷹の生き様を描いたもの。共にバイク乗りとして名を上げ、一方は公道で、もう一方はサーキットで活躍、その後、自然と意識し合い、惹かれ合うというストーリー展開が話題になった。
『セパハン』
1980-86年
【バイクの才能を開花させてレースに挑む】
主人公は普通のバイク好きな高校生の片山高介。セパハンは彼の愛称だ。暴走族の頭だった兄の形見のバイク、マッハIIIを愛車とし、兄の昔の仲間たちと交流を深めるうちに、彼らの人間的魅力とバイクの魔力に引き込まれていくストーリーが面白かった。
『湘南爆走族』
1982-87年
【俺たちの心に残る暴走族漫画の代表作“湘爆”】
神奈川・湘南海岸を舞台に、暴走族「湘南爆走族」2代目リーダー・江口洋助らメンバー5人と、“地獄の軍団”など周辺エリアの暴走族やグループの登場人物を交えて、コミカル&シリアスに友情・恋愛・抗争を描いた漫画。漫画の大人気で1987年には映画化され、主人公と同姓・同名読みの江口洋介が映画初主演し話題となった。
『ペリカンロード』
1983-87年
【爽やか青春モーターサイクルストーリー】
80年代初頭「湘南爆走族」と人気を二分していた、「少年キング」連載の五十嵐浩一作の漫画「ペリカンロード」。80年代のバイクブームに乗っかり、新たなバイクが次々と登場!! 当時の高校生ライフをリアルに描いた物語が大ウケした。傷つきやすく多感な高校生とバイクとの出会いを、清冽な筆致で描くスタイルでも注目を集めた。
『バリバリ伝説』
1983-91年
【これぞまさしく走り屋まんがの金字塔】
当時のバイク乗りおよび、バイクに興味があった層に多大な影響を与えたしげの秀一の代表作。1983年~1991年まで週間少年マガジンに連載され、1987年にはオリジナル・ビデオ・アニメとしてアニメ化されている。ストーリーは、主人公の巨摩郡が高校生の峠の走り屋から、WGP500(現在のMotoGP)にてホンダのワークスライダーになるまでを描いたサクセスストーリー。中でも走り屋時代の峠編から鈴鹿4耐編までライバルであり仲間であり、真の友であった聖秀吉との様々なエピソードは、当時のバイクファンの心に響くストーリーであった。
『かっ飛びロック』
1986年-89年
【バイク漫画雑誌『ライダーコミック』連載】
1986年5月(6月号:毎月28日発売~95年10月号で休刊)創刊の富士美出版(辰巳出版グループ)が発行していたバイク漫画雑誌『ライダーコミック』に連載されていた。創刊の当時は巻頭カラーで、看板となる漫画だった。単行本は全2巻で完結。その単行本には、本誌未掲載の第一話扉絵がついて、二色カラーページも存在した。
次のページへ続く!
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