今回紹介するこのクルマのベースがわかるヒトは少ないと思う。完全にやり切ったオープンシルエットの街道レーサー。勢いありすぎのこのマシンは、なんとなく面影があるGX71クレスタがベースであった。
そんなGX71を過激にイジったのが関根さんのクレスタだ。まさに改造全盛期のオープンシルエットといった感じ。ロングノーズに自作デッパ、チバラギサイドにサバンナワークス、自作シルエットの組み合わせ。ヘッドライトはオニ目で、グリルを含めた周辺パーツはすべて無し。このいさぎよさが昭和の改造スタイルといった感じだ。
また、内装の仕上げも凄い。淡いブルーのフカフカなフルムートン仕上げになっている。オーナーに話を聞くと、「見た目は良いけど、この状態で走ると、走行中にムートンがどんどん剥がれて、目がショボショボになってしまう…だけど、失敗じゃないですよ!!」 とポジティブに語る。
イナズマレーシングラインのシルエットボディは迫力満点だ!!
大きく張り出したデッパに加えて、鋭角なボンネット、バンパーグリルレスにオニ目ヘッドライトの組み合わせが凄い表情を作り出す。
このボンネット突き出し3本マフラーは凄い!! まさに黄金期の勢いで突き進む仕上げだ。
フロントと違ってリアはシンプル!! 箱車としてまとまり感を強める。
令和の世にもド直球な改造車は健在だ!! こんなクルマが後ろから迫ってきたらキミならどうする!?