1980年代に流行ったアッパーミドルセダンという言葉。そもそもの意味は、サイズ的には全長が4500mm以上で、普通のクルマよりもラグジュアリーな装備を持ったクルマのことを指し、フラッグシップに属するモデルではないものの、高級セダンという位置づけで爆発的にヒットした。
今回紹介する小山祭麗心愚のTETSUさんのマークⅡは、北関東仕様として製作されたマシンだ。ベースは1985年式のGX71MARK2HTグランデツインカム24がベースになっている。
全体のシルエットに合わせて2メートル近い竹ヤリマフラーもデュアルでセット。これは脱着式になっていて、必要な場面で装着するように設計されていた。
ボンネットとフェンダーに沿ってセットしているのがフェンダースポイラーというパーツ。通称フェンスポといって昭和の改造シーンで大ヒットした。
大きく張り出したデッパの上には定番のオイルクーラーもセット。ヘッドライトとグリルはマークⅡらしさを残したいので、あえて純正のままにしている。
ホイールは改造車を主張する鉄チン加工ホイールを装着。フロント10J、リア12Jの組み合わせ。タイヤは185/65、195/65を思いっきり引っ張ってセットしている。
外装と違って内装は純正状態をキープ。定番のウッドステアリングに当時物のドリンクホルダー、光る灰皿をセットしている。モケットのマルーン内装が昭和感たっぷりだ。