今回の街道レーサーでは、三菱・ギャランが登場。三菱自動車の名車ギャランの歴史は古く、初代コルトギャランの誕生は1969年(昭和44年)にまで遡る。従来のコルトと異なるコンセプトの新たな4ドアセダンとしてデビューし、「ギャラン」というサブネームが初めて与えられたが、2代目(1973年)からコルトが取れて「ギャラン」を名乗るようになった。 このギャランは3代目で、1976年~80年(昭和51年~55年)に生産・販売された。サブネームにΣ/シグマという「集大成」の意味を込めたネーミングが付けられ、当時のクルマ愛好家の話題を集めた。
 当時の国産車にはないヨーロピアンなデザインが、とてもスタイリッシュな4ドアセダンだった。ヘッドライトが前期型は丸目4灯、後期型は角目4灯となっているのが特徴的だった。 そんな後期型の角目4灯ライトだったギャラン・シグマ・エテルナ(1979年式・2000cc)を、1灯マスク仕様にカスタムしたのがこの車だ。オーナーのナオキパパさんは、茨城・三和レーシング・ファミリーに所属する。 このギャランは約2年前から所有し、元々は白いボディにセリカ・ワークス状態から改造を始めた。カスタムショップはTスタイルで、オーナー自作の改造も施して進化している。ブラック×シルバーの外観が、夕暮れから闇夜に迫り存在感を主張して来る。

外装は黒ベースで、サイドに銀&赤メタリックで縁取りラインを入れた。フロントは自作のデッパに赤い星、左ライトカバーに赤いコカ・コーラのロゴをあしらった。ボンネットのダクトはZ30用で、ウレタン製のフェンダースポイラーも左右に装着している。
サイドは三角ステップに、セリカ・ワークスのオーバーフェンダーが迫力を生み出す。赤くペイントしたホイールはマークIIIで、F10J/R11J×13インチを履く。
リアのハネは、カタヤマ風をオリジナル加工した。竹ヤリのマフラーはステンレス製で自作し、赤いイナヅマ形状の50φ×2本出し2m仕様を鳴らす。
内装はシートやダッシュボードに紫のチンチラを纏い、ワルな雰囲気をプンプン匂わせる。ルームミラーの部分に扇風機を設置し、ウッドステアリングで跳ね馬が躍る。
シフトノブには定番の水中花が咲き、センターコンソールから助手席へ灰皿も伸びる。チュッパ・チャップスのキャンディ、土足厳禁の靴トレーも昔懐かしい。


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