みんなもよく知っているあのフレーズ「いつかはクラウン」という名コピーはこの7代目クラウンから生まれた。すでに先行して1981年に2ドアパーソナルクーペとして有名になったソアラがデビューしていたため、この7代目MS120系クラウンは4ドアハードトップ車として登場。スタイリッシュかつゴージャスな装備が与えられたことで、好景気のバブル直前の市場において爆発的なヒットを記録した。 7代目MS120系クラウンは、1983年から1987年まで生産されたが、その間に2.8リットル、3.0リットルのM型エンジン、2.0リットルの1G型エンジン、さらに2.4リットルのディーゼルエンジン搭載車が登場。
 グレード的には3ナンバーのロイヤルサルーンGが人気で、その次に2000ロイヤルサルーンスーパーチャージャーと続いたが、トラブルが少ないという理由から1G型NAエンジン搭載車もスーパーチャージャー搭載車に迫る勢いで人気を博した。 今回紹介する街道レーサーは松永さん所有のMS125クラウンだ。もちろん当時大人気だった3.0ロイヤルサルーンGベースでボディカラーをホワイトとシャンパンゴールドのツートンで仕上げた。
 装着しているパーツはフロントバンパーがヒロ、サイドステップがピッツーラ、リアバンパーとハネがヒロの組み合わせ。がっつりシャコタンにして、ワイヤースポークのホイールを入れた姿は、まさに80年代後半を代表するスタイル。この当時にだけ見られた押し出しの強さ、そして、精悍なフォルムはやはり魅力的だ。このフォルムを見せられると、再び「いつかはクラウン」に目覚めてしまう。

フロントバンパーはヒロを装着。精悍なフロントマスクに厚みを持たせて押し出しの強さと迫力を引き出す。
リアはベタ付けのヒロスポイラーに加えてブーメランアンテナも装着。トコトン当時のスタイルにこだわっている。
このバランスの取れたスタイルに注目してもらいたい。威風堂々、まさに高級ハードトップセダンならではの貫禄である。
インテリアはマルーン仕上げ。最上級グレードなのでメーターもデジタルである。小径ウッドステアリングに各種光物をセットしている。サイコロも懐かしいアイテムだ。
ホイールはワイヤースポークのワイザーを装着。タイヤは懐かしいのヨコハマ・グランプリM3(2本)でサイズは195/50-15を履かせている。

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