青春時代、グラチャンを経験した人達にとっては、その時代で活躍していたクルマは特別な存在。大人になっても忘れることの出来ない1台として心に刻まれている。
今回紹介する七色ラメ・キャンディレッドの10ソアラも、当時の憧れ、果たせなかった夢を実現するために製作された。そこには、アレもコレもやりたいというオーナーのこだわりがたくさん詰まっている。
ただならぬ存在感を発揮する10ソアラ。装着している外装パーツは、フロント、サイド、リア共にヤマト製を選択。そこに現車合わせの加工アレンジを加えている。オーバーフェンダーはサバンナワークスで、セブンパネ仕様だが、よく見ると1本足の自作ウイングも装着。よりアピール度が高い2連ウイングを採用している。
内装についてはチンチラ張りで、自作のシャンデリアもセット。光るサイコロも注目だが、オーナーいわく「シフトノブをよく見てもらいたい」とのことだった。そこにあるのはセクシーなアレでした。
とてもセンスの良い作り込みが際立つ仕上げで、たくさんのポイントリメイクを施す10ソアラ。中でも玄人仕様としてはテールに注目。実はランプのセンターのみ20ソアラ用を移植して光らせている。こうした小技もニクい演出である。
フロントフェンダーバンパーはオリジナル加工。オイルクーラーは定番のRX-7用を流用装着させている。
セブンパネに組み合わせるケーニッヒタイプの1本足加工のウイングが珍しい。とてもスタイリッシュでカッコ良いダブルウイングスタイルだ。
攻めまくったシャコタンっぷり。フェンダーに被るようにオーバーフェンダーをセットする。この状態で自走が可能だ。ホイールはロンシャンXR-4を履かせている。
インテリアはトヨタロゴ入りホーンボタンを付けた小径ウッドステアリングに各種光物をセット。シフトブーツとシートはチンチラ仕上げになっている。当時ものミキハウスのフロアマットにも注目してもらいたい。