このコーナーでは、チャンプロードらしく不良文化論と題して「不良の愛した物事」をテーマに、懐かしのグッズから当時流行った出来事、さらに、影響されてた映画、テレビ、マンガまで、様々な切り口で「あの頃」を感じさせる出来事を解説しています。
「自転車ではなく、エンジン付きの乗り物による公道デビュー。何の車両で果たした!?」と聞くと、こっそりオカン、オネェーの原チャリを無断で乗り回したという声を過去のチャンプロードの取材でよく聞いた。
ただアクセルをひねればスゥーと走り出してくれることが楽しかった。スピードも出て、それを自分で操る感覚がたまらなくうれしかった。
1960年代から現在に至る半世紀に渡って、日本で発売され続けている人気の原チャリ。正式には原動機付き自転車=原チャリであり、一口に言っても、その車種は数多く存在した。
50ccエンジンを搭載している共通点以外に、大きく2つのタイプに分けられる。オートマ式のスクーターと、変速ギア付きミニバイクだ。
は前編として懐かしの50㏄原チャリを紹介したが、今回は「4ミニ」編と題して不良が好んで乗った人気の改造ベース車を振り返って紹介する。

ただアクセルをひねって進むだけでなく、自らの意思でギアを変えてスピードをどんどん上げていく。初めてのギアチェンジの爽快感は忘れられない。
原チャリとは違う複雑な操作が必要な4ミニ。より単車に近くなったコイツを乗りこなそうと、いかに上手に、スムーズなクラッチ操作でギアチェンジができるかを意識して練習したことを思い出す。
4ミニというネーミングは本来、4ストローク・エンジン搭載のミニバイクを指す。ココでは4ミニだけでなく、バイクの外観スタイルやエンジン換装も考慮し、スクーター以外のオートマ車も4ミニ編の中で紹介しておく。

MONKEY/モンキー(1961年~)
MONKEY LIMITED/モンキー・リミテッド(2012年~)
DAX/ダックス(1969年~)
CHALY/シャリイ(1972年~)
GORILLA/ゴリラ(1978年~)
APE/エイプ(2001年~)
SUPER CUB/スーパーカブ(1966年~)