街道レーサー業界において、もっとも人気が高いベース車がGX71マークⅡである。ハイソカーブームの火付け役だったマークⅡは、デビュー当時からパーツも豊富で様々な仕様が楽しめる1台だった。その人気は現在も続いていて、中古車価格も高騰している。
また、カラーリングだけでなく、レーシーな車高にも注目してもらいたい。極限まで下げたシャコタンっぷりがハンパないが、話を聞くとキャンバーはフロントが10度、リアが16度の設定になっているという。まさに鬼キャンマシンである。
本来のジャックスカラーは80年代初頭のグループAシビックに採用されていたが、それをあえてマークⅡのカラーリングにしている点が街道レーサー乗りの遊びゴコロというヤツだ。
リアもフロント同様にバンパーレス。コテコテのエアロパーツでカスタムするのではなく、あえてのレス化が当時の改造スタイルを彷彿とさせるそうだ。
フェンダーは叩き出しでフロントのキャンバーは10度、リアは16度の設定。ロアアームを延長し、ネガキャンアダプターをセットしている。
ボンネットはバランスよくロングノーズ化。ヘッドライトは10ソアラ用を流用し装着している。
リアクォーターのFET極東のステッカーも懐かしい。この名を知るのは80年代の改造好きだけだろう。その下の「ヤフオク!」は現代テイストである。
