前回に続き、今回もハイソカーブームの立役者となったクレスタが登場。前回はGX71だったが、こちらはさらに古いGX61モデル。角ばったデザインがいかにも昭和のクルマといった感じ。とても個性的で人気が高い。  現存する車両が少なく、パーツの入手にも困ると聞くGX61クレスタ。池田さんの愛車は、よく手が入れられていて、見た目も中身も美しい。オーナーのこだわりと愛情の注ぎっぷりがよくわかる。
 深紅にオールペンされたクレスタに装着しているパーツは、街道レーサーをよく知るヒトなら馴染み深い名門ブランドばかり。サイドステップがヤマト、フロントバンパーとリアバンパーはアスレーシング製でパテ埋めの延長ロングセブンパネをトランクにマウントしている。 
 とにかく車高を低くするためにサスペンションは前後ともノーサスでフロントショックはカットし、リアショックについているバンプラバーもショート加工を施している。これによって、ありえないほどのシャコタンを実現。タイヤがフェンダーに完全に隠れてしまっていることからも、どれだけ低くいかが良く分かる。腹下は常に路面に接触し、火花を散らしながら走っている。
 内装についてはオリジナル状態をなるべくキープ。ステアリングは希少価値の高い28φ小径OBAウッドモデルに交換。オーディオはケンウッド製を使用している。街道レーサーお決まりのパールネックレスをルームミラーにセット。光物を多用するオーナーも居るが、池田さんのGX61クレスタは、そういった物をあえてセットしないのが特徴だ。それにしても、室内も綺麗で極上な仕上がりなのに驚いた。

これを見て懐かしさを感じるならハイソカー好きでしょう。当時流行ったフェンダートリムを装着している。
ボンネットにはLBセリカ用ダクトを流用し取り付け。エンジン内の熱気を抜きつつスポーティな演出にも一役買ってくれる。
シートにかけられたアートなカバーに注目。80年代に奇抜ファッションで脚光を浴びた山本寛斎作である。とてもお洒落だ。
ホイールは定番のフロント8J、リア9Jのロンシャンを装着。タイヤはフロントが165/55-14、リアが185/60-14で少しだけ引っ張り気味にセットする。
フェンダースポイラーに加えてオリジナル加工でダクトも掘っている。
ソリッドに見える外装カラーは、実はラメをふんだんに使った仕様だった。光が当たるとキラキラと輝く。
装着するパーツとの一体感を持たせるための工夫を施したことがよく分かる。オリジナルのプレスラインを残してダクト等を追加し、必要な個所にパテを当てる。この処理によって美しいフォルムが完成した。


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