旧車好きにとってはたまらないMX30コロナマークⅡは、我々には「ブタ目」の愛称で親しまれている。名前の由来は「単眼2灯式のシンプルなフロントマスクがブタの目に似ているから」というのが有名な話である。
チンスポ、オーバーフェンダー、4本出しマフラーにシャコタン、そして、印象深いカラーにオールペンする改造スタイルは、ハコ車と言われたこの時代のこのクルマによく似合っている。90さんのマークⅡのように、個性剥き出し街道レーサースタイルは、一度見たら忘れられない。
フロントグリルはセンターをくり抜いてオリジナルのネットを装着。オイルクーラーは定番のマツダRX-7用を流用し装着させている。
フェンダーミラーは直付けビタローニに交換。程よい大きさのチンスポによってブタ目マークⅡのマスクを引き締めている。
ワークスオーバーフェンダーは水野ワークス製だ。ケンメリ用を加工装着させている。ちゃんとリアのドアも開くように工夫している。
マフラーは定番の4本出し。50φを左右2本ずつバランスよく配置しているところがポイント。太すぎず、細すぎずの絶妙な設定だ。
タイヤサイズはフロントが225/40-14、リアは245/40-14を装着させている。ホイールは、この時代の街道レーサーに人気でかつ名前も同じSSRのマークⅡだった。
リアウインドには、全国各地の有名チームのステッカーが貼られている。街道レーサーチームの有名どころが勢揃いだ。
ワークスオバフェンに極限まで下げたシャコタンスタイルがカッコ良い。ベース車の特徴を崩さずに改造を施すあたりにオーナーのセンスの良さを感じる。
インテリアは水中花ノブにナルディのウッドステアリングを装着。ミームミラーにサイコロをぶら下げるのが当時のスタイルだった。
今後はさらにインパクトを高めるオールペンを予定している。次回の仕上がりにも期待したい。