このコーナーでは、チャンプロードらしく昭和の不良文化論と題して「不良の愛した物事」をテーマに、懐かしのグッズから当時流行った出来事、さらに、影響されてた映画、テレビ、マンガまで、様々な切り口で「あの頃」を感じさせる出来事を解説していく。
かつて、日常でよく見かけたスプレー書きの漢字。ヤンキーの文化には独特の感覚で表現した漢字が大流行した時代があった。実はコレ、あらためて今みても斬新だったりする。とてもユニークな発想で表現する当て漢字を紹介する。今使ってもきっとウケると思う。
●走死走愛
お金が大好きな不良にとって、縁起物をクルマに置くことが80年代に流行った。中でも印象的だったのが金の生る木だ。
当時は一家に1個……な感じに大ヒットした商品で、それをクルマに付ければ目立つし、綺麗だし、言う事なしでしょ!! てなノリでこぞって金の生る木をリアトレイに乗せて走ることが流行り、ハイソカーの定番装備になっていた。ちなみに、ハイソカーとは「ハイソサエティーカー」の略語だった。
今にも「パフパフ!」という音が聞こえてきそうな、懐かしいラッパホーン。ラッパホーンマニアに言わせると、その定番は我々が幼い時にチャリンコに取り付けたストレートタイプではなく、渦巻きフォルムと真鍮(しんちゅう)製らしく、使い込むほどに味わい深い色味がソソラれるという。年代物になると、高値で取り引きされているらしい。真鍮製にこだわらなければ、今でもおもちゃとして安く販売されている。
時代と共に移り変わるタバコのパッケージ。ここも懐かしさを感じるところだ。青春の1ページとして記憶に残るはじめてのタバコ!! マイルドセブン、セブンスター、キャビンといった銘柄が当時の定番。カッコつける場合は、洋煙(ようもく)のラーク、マルボロ、ラッキーストライクなんかを選んで吸っていた。
ロングタイプが流行るとパーラメントなんてタバコもヒット。お金持ちは金色のゴージャスな箱が印象的だったラークデラックスを半分だけ吸って捨てていた時代もあった。また、金欠のときに助かったのがホープ。ノドにウッとくるキツさだったけど、ニコチン中毒症の極貧ヘビースモーカーにとってはありがたいタバコだった。
ここに掲載されなかった有名なチームもあるけど、そこはご容赦を。以下に紹介するリストは、当時をよく知る人物からの提供で、実際に全国を飛び回って調べまくったリストになる。
70年代後半から80年代にかけて一気に増加した暴走族チーム。各県ごとに振り分けた勢力図は、まさに暴走族戦国時代だったことの証として貴重な資料になる。
※ちなみに使用している写真は当時のチームとは関係ありません。








