現在の旧車會で人気を集める、厳選8車種の歴史を振り返る!!第1弾は不動の人気車、CBX400Fだ!
今乗っている単車、昔乗っていた単車、これから乗りたいと考えている単車など、気になる単車の昔を知れば、おのずと今が見えてくる。
高い操作性とルックスのよさ
不変の人気を誇る四発の王
CBXが発売されたのは81年11月。ヤマハXJやスズキGSX400Fらに先を越されたホンダが、満を持して市場に投入したマシン。それがCBXだった。
当時の単車は空冷4気筒が売れ筋となっていた。ホンダの中型車といえば、エース格はCB。一度はその流れに抗うべくCB400Nを進化させたスーパーホークⅢを投入したのだが、空冷4気筒の市場人気は、すでに止めることができなくなっていた。
4気筒バイク戦争最後発として登場したCBX
4気筒バイク戦争の先陣を切ったのはカワサキ。ゼッツーの後継車として投入したZ400FXが暴走族に大いに受けた。なにしろ4サイクル4気筒モデルはヨンフォア以来。各社とも2気筒モデルにシフトしていたなか、ないものねだり的に多気筒エンジンへの渇望感が増していたのだった。
社外品の改造パーツが数多く出回り、集合管もビート、モリワキ、ヨシムラといった大手メーカーからプライベートブランドメーカーまで、多くのマフラーが製造された。時代に待たれていた存在だったともいえるだろう。
あとを追うようにスズキがGSX400Fを、ヤマハがXJ400を発売。市場でそれなりの評価は得たものの、族車としては、FXの牙城を崩すまでには至らなかった。
ホンダがCBXを投入したのは、そんな頃だった。空冷4気筒バイクとしては大手4社で最後発だったが、その分スペック面では大きなアドバンテージを持っていた。クラス最大の48馬力と、それを取り回す操作性の高さ。さらに、前例を見ない独特の形状をしたブーメランコムスター、クロス集合管などの外観とも相まって、全メーカーの空冷4気筒が出揃うまで様子見していたファンが、一気に流れ込んだ。
CBX400F 赤×白
近藤真彦が映画『ハイティーンブギ』で使用したことで、人気に火がついたカラーリング。最もオーソドックスなタイプともいえる。
CBX400F 青×白
ラインが赤のいわゆるトリコロールカラーで、当時は赤×白に次ぐ人気があった。
CBX400F 赤
赤はⅠ型、Ⅱ型を通じて唯一の単色モデルで、同じく空冷4気筒だったCB400Fourのイメージを引き継いでいた。
コールの楽しさと『ハイティーンブギ』
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