2021年の一発目を飾る街道レーサーはツッパリトンガリボンネットで猛アピールするTT130前期型コロナの紹介だ。
そんなクルマをからし色にオールペンし、ワークス仕様にしたうえで超ロングなトンガリボンネットを装着させた街道レーサーとして仕上げたのが北関東の有名チーム「益子レーシング」所属・豊斗さんだ。
街道レーサーの改造が過激化した時代を彷彿とさせる作り込みは、普通の仕上げでは面白くないでしょ!! といわんばかりに大胆な改造を楽しんでいる。
一見するとルックス重視のクルマのように思えるが、実は外装だけでなく、エンジンもきっちり仕上げていて、タコ足だけでなく、キャブもソレックス40Φをセットし、当時定番だったFET極東扱いのフォルザのエアクリーナーもセットしている。
見た目は物凄く激しく、過激なマシンに見えるが、ただのお飾りカーではなく、走りもピカイチでギンギンにカッ飛ばせる仕様として作り込まれている。
ド派手な外装と違って内装はオリジナルを大切にした仕上げ。当時物の光物やカセットオーディオをセット。O.B.R小径ウッドステアリングでレーシーさを引き出す。
ホイールはSSRマーク2を装着。定番の13インチ物でフロント10J、リア11Jの組み合わせ。タイヤは男らしくスリックを履かせている。
オーナー自慢のシルエットウイングは通常の物とは違ってシャープな印象を与えるスポーティー仕上げになっている。
FRPで薄く作ったロングノーズは65㎝延長させている。トンガリ形状がフツーではないだけに目立つ。
オーバーフェンダーはサバンナワークスをセット。ピンクの2本出し竹ヤリマフラーは2メートル物で強烈な主張ポイントになっている。