グロリアというクルマはプリンス自動車工業が日産と合併する以前に作ったモデル。初代は1959年に発売され、小型車が主流の日本車の中で、初の3ナンバー車となって登場したクルマだ。 今回紹介するクルマのベースは、グロリアの中では330系と呼ばれるモデル。1975年から1997年まで生産された5代目で、当時流行ったサイドウインドのホップアップラインを強調するボディデザインが特徴だった。落ち着いた風格から当時「アダルトのグロリア」なんて呼び名も与えられた。 言うまでもないことかもしれないが、グロリアはセドリックという兄弟車を持つ。この兄弟の違いは、フロントグリルとテールランプの造形のみだったが、なぜか族車好きにとってはグロリアをベースに改造するスタイルが人気だった。

 この名古屋ワークス所属の中根さんのグロリアは331をベースにしており、ピンクメタオレンジラメというド派手なカラーリングで目立ちまくる。ピンクとオレンジの塗分けも絶妙で、とても手間のかかる作業を経て美しく仕上げられている。 外装パーツは強烈に主張するワンオフアルミ製デッパに加えてヘッドライトを角目4灯に変更。サバンナワークス、ワンオフサイド、シルエットウイング、3分割ハネを装着。テールは初代カリーナHT用を流用し、ツリ目にセットしているのがポイントだ。小物ではボンネットにLBダクトもマウントしている。

 エンジンはL20を搭載し、ソレックスキャブに交換した仕様。マフラーは左右それぞれ4本、合計8本出しで、テールのインパクトも強烈。フツーではないことを強くアピールしている。 サスペンションはモンローショックにノーサスの組み合わせ。だから車高もペタペタに下がっている。また、古いクルマはブレーキが弱く、飛ばすと怖いので、キャリパーブラケットをワンオフ製作し、ブレンボ製ブレーキを移植。「止める」チューニングもぬかりナシの状態を作り出した。

カリーナHTのテールをツリ目で装着したテールはインパクト抜群。8本出しのマフラーも迫力満点の仕上げだ。
ピンクメタオレンジラメのカラーリングは見事に塗り分けられ輝いている。魅せる街道レーサーとしての特別な演出だ。
内装はほぼ純正をキープ。当時の高級ソファーのような純正シートも健在だ。ダッシュボードにはチンチラマットをセットし、小径ウッドステアリングに交換している。

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