見るからに80年代ハイソ仕上げのマークⅡ。オーナーは40代かと思いきや、実はナント20代! 話を聞いてみると「親父の影響でハイソ仕様にハマッてしまった」とのこと。現代のクルマと違って昭和車はそれぞれが個性的で、車種ごとのキャラクターが明確になっている点がたまらないというわけだ。
装着しているエアロキットは、ハイソ仕様のマークⅡでは定番のヤマト製フルキット。当時物のキットを中心に構成し、オリジナル加工パーツとしてリアの延長セブンッパネをマウントしている。
外観はオールホワイトでシンプル!! だけど装着しているパーツに着目すると、好き者達が注目するアイテムだらけ。当時物へのこだわりが強く、インテリアについても、定番のパイオニアのスピーカーではなくちょっと外したアルパインを選択。つり革、チューリップ灰皿、流星灯をセットし、ルームミラーにはパールネックレスもぶら下げている。ちなみにこのパール、当時は別パターンとして、ボディコン女子愛用のチェーンベルトをぶら下げるオーナーもいた。
フロントに貼っているミキハウスのステッカーも昭和スタイルとして懐かしさ満点。ミキハウスといえば現在は子供服の名門ブランドだが、当時は若者向けの洋服もたくさん販売していて、上下セットアップやトレーナーがヤンキーファッションの中に浸透していたことを思い出す。
懐かしいグッズが満載のえるもあさんのマークⅡ。ホイールはスーパーボルク15インチを履かせている。
タクシーの初乗りステッカーをひねって、街道レーサーらしくハコ乗り2キロ730円と書いたステッカーを貼る。
フェンダースポイラーはヒロ製を装着。当時のロゴ入りが懐かしい。
ハイソカーの定番アイテムのひとつだったダイバーシティアンテナもセット。当時は割り箸アンテナとも呼ばれていた。
テールも懐かしい仕上げ。まだパーツが揃っていない時代では、こうしたテープを使った改造が流行った。一番お手軽でローコストなドレスアップをあえてこの時代にやるところが◎。
リアウインドに仲良しチームのステッカーを貼るのも定番スタイルである。