様々な仕様が存在する旧車會。その様子は族文化とは違って、個性豊かなカラーリングやデザインによってアピール度を高めている。誰よりも目立つために工夫を加え、独自の進化を遂げる「旧車會カスタム」その凄さを紹介していこう。
SUZUKI
今春ゴールデンウィークの5月初旬に、東北・宮城サザンサーキットにて開催されたNM5オールド・バイク・ミーティングで、ド派手なブチ上げ単車がギャラリーの注目を浴びた。
ベース車はスズキGS400で、地元・宮城の旧車會チーム「ブラザー」×バイクショップ「エンドー・モータース」が製作した。宮城仙壺・南光台旧愛車會のチーム旗を高らかになびかせながら、東北の祭り魂ここにありとアピールする。
地元で開催された旧単車イベントを盛り上げるべく、ブチ上げ仕様でフリー走行を楽しんでいた。
フロントには3本のロング旗棒を伸ばし、白/黄/ピンク色のボルボンを巻き付けた。
ブチ上げロケットカウルにマーシャルのヘッドライト&ピヨピヨ、6連ラッパ、黄色い巨大リボン、紫の回転灯×2個、チーム&ショップのプレートを掲げる。
ハンドルはアップ&しぼり仕様で、重いブチ上げロケットを操舵できるようにセット。赤ベースに青い水玉の外装は、endo motorsがペイントした。

三段シートは150cmの青×赤パイピングで、黄色いボルボンを周囲に飾り付けた。
巨大な海老テールも外装に合わせて塗装し、超ロングな竹ヤリ2本出しマフラーをステーで固定する。
海老テールは三段シートを越える高さで、上部にチームとショップの名が並ぶ。その下には、杜の都お祭り集団の謳い文句が綴られている。

足まわりの前後・左右には、赤・橙・黄・青の丸&星ランプ、紫の回転灯も光る。左リアには6連ラッパを鳴らす。



エンジンにはBEETカバーを装着する。マフラーは延長した白鳥ロング管で、竹ヤリ2本出し仕様を空高く鳴らす。
サスはオーリンズ製で、ウエダのスイングアームも装着。とにかく目立つために水玉のカラーリング、ランプとボルボンで飾り付けた珠玉のブチ上げ旧単車だ。
