様々な仕様が存在する旧車會。その様子は族文化とは違って、個性豊かなカラーリングやデザインによってアピール度を高めている。誰よりも目立つために工夫を加え、独自の進化を遂げる「旧車會カスタム」その凄さを紹介していこう。
YAMAHA
ヤマハ発動機の原動機付き自転車「パッソル」は、1977年(昭和52年)に発売された。女性がスカートを履いて乗れるというコンセプトで、フラットなステップ面に両足を揃えて運転できるスルーステップを採用したことが人気を集めた。
昭和の名車パッソルは、当時を懐かしむ原チャリファンの間で根強い人気を誇るスクーターだ。チーム上州☆群馬だんべぇーに所属するkk.custom氏の愛車は、2017年の秋冬シーズン以降に流行しているハイブランドSupreme×Louis Vuittonのコラボ外装を纏う。
「で参加した水玉67シャコタン☆ブギ外装からの仕様変更です。シュプリームとルイ・ヴィトンのコラボ流行に便乗!? 小さくカワイイ仕様を目指して、カッティングシートをチョキチョキと切る作業も苦労しました。今後の予定は、エンジン載せ換え!? 昭和バンザイ!」と彼は話す。
パッソルの外装は赤をベースに、SupremeとLouis Vuittonのロゴを白く散りばめた自家塗装だ。
黄色いヘッドライトにマーシャルのロゴ、ピヨピヨ、旗棒も装備する。
アップハンにコカコーラのグリップを装着し、スピードメーターは180km/hまで刻まれている!?

ホワイト20cmの三段シートは、レッドのパイピングで外装とコーデした。テールカウルもSupremeと
赤いテールランプは星型で、クリアの丸型ウインカーも光る。サスはデイトナ製のコイル&ショックを履く。
エンジンはノーマルの排気量49ccで、ハリケーンのマフラーを鳴らす。
ホイールはホンダ・モンキーを流用し、フロント3J/リア4.5Jを履かせた光る太足仕様だ。