街道レーサーをよく知るヒトなら、このブタ目はきっと見たことがあるはず。今から10数年前、チャンプロードの名物コーナーだった「俺たち皆んな街道レーサー」にも度々登場していたので、懐かしさを感じるヒトも少なくないはずだ。当時は北茨城レーシングの有名車として登場していたことを思い出す。
 現在、オーナーは変わっているがその姿はほぼ当時のままで、迫力のシルエットを身に纏い、シルバーとグリーンにオールペンされたボディは当時と変わらぬ強烈なインパクトを放っている。  オーナーに話を聞くと、最初にこのクルマを見た時にはボロボロで朽ち果てようとしていた車体だったらしい。だが、茨城を代表する有名車だったので何とか復活させたいという思いから、膨大な手間暇と費用をかけて傷んだ箇所を丁寧に修復し公道を走れるように復活させた。
 当時の仕様との違いは80㎝延長のデッパを付けていないこと、ホイールが極太溶接仕様の鉄チンに変わっていることくらいだという。
 以前は80㎝延長のデッパ仕様になっていたフロントは、現在はFRP製のH.ZENBAワンオフバンパーに変更された。
 工夫を凝らしたシルエットフェンダー。当時は脱着式だったが、現在は鉄板溶接+パテ埋め処理されている。
 ホイールは懐かしの鉄チン逆付け溶接ホイール。フロント10J、リア10.5Jを装着する。タイヤはトーヨー・プロクセスで前後とも225/40で引っ張りタイヤとしてセットしている。
 マフラーは片側2本出しのストレートタイプ。太すぎず、細すぎずの絶妙な設定。ポイントはテール付近でひねりを加えた形状にしたこと。こうすることで排気音が良くなる。
 エンジンはノーマルだが専用マウントを作ってオリジナルのタコ足を装着していた。ワンオフステンEXマニはオーナーならちょっと憧れる。
 足回りはノーサスかと思ったが、ピロアッパーマウント付きの車高調に交換している。これによって車高もキャンバーも自由に調整可能になる。
 室内は当時の雰囲気を残したスタイル。シートも含めてオリジナルだ。ディープコーンのステアリングは名ブランドMOMO製だ。
 インテリアのポイントは水中花ノブに加えて水中花スイッチ。これはちょっと珍しい。
 テールは3分割タイプのベタ付けウイング。両サイドはシルエットフェンダーと一体成型になっている。  今後の予定は、さらにオールペンを検討中。このカラーリングは今年が最後かもしれない。


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