チャンプロードでしか見ることができないグラチャン時代を彷彿とさせる改造車を、通称「街道レーサー」と呼んでいる。ベースは70年代から80年代に発売されたクルマが中心。セダン、スポーツなんでもありで、目立つことをテーマにクルマをデコレーションする。現在、日本独自のカスタム文化として海外からも注目されている分野である。
 京葉ワークスの看板車として有名な430セドリック。デッパ、竹ヤリ、ワークスフェンダーの組み合わせは、THEチバラギ仕様と呼べる王道スタイルである。大粒のラメをふんだんに散りばめたシルバーブラウンのボディカラーがとてもセンスよく輝いて見える。  ボンネットに入れた星も昭和を感じさせる仕上げ。エクステリアで追加したパーツは、フロントスポイラーを加工して取り付けた50㎝延長のデッパに加えて、
ちょっと珍しいKP61スターレット用を加工装着させたワークスフェンダー。そして、このフェンダーのラインに合わせて絶妙なボリュームでつなぐサイドステップとマッドガードを装着。
 リアはパテ埋めしたセブンパネに自作のシルエットウイングを追加し、超ロングな4本出しマフラーを装着させてアピール性を高めている。  それぞれのパーツのエッジ部にシルバーのラインを入れることで、装着するパーツのメリハリ感を出す工夫もお見事。また本来4枚ドアのセダンを、リアドアのみ溶接しパテ埋めすることで2ドア仕様にしている点も見逃せない。   インテリアはフルチンチラ仕様で、内張も含めて張り替えている。
 若かりし頃にやりたいと思っていたことをすべてやり切る。そんなオーナーのこだわりを強く感じる。この430セドリックはまさに、往年の街道レーサーを今に伝える貴重なマシンといえるだろう。
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