

東京ガールズ・カーコレクション/TOKYO GIRLS CAR COLLECTION()が開催された秋葉原UDX駐車場で、渋カッコ良いオーラを放つスポーツカーが佇む。ドアを開けて降り立った彼女は、クールビューティなオトナ女子のハルさんだ。
「幼い頃フェラーリF40に惚れて以来、ずっとクルマ好きです。最新モデルよりも、少し古くて雰囲気のある旧車にグッと来ますね。趣味も仕事も、クルマ漬けの毎日です。このシルエイティは衝動買いから、まさかの所有11年目! 最近のスポーツカーは大径18・19インチが当たり前ですが、小径な15インチが履きたくて買いました。そんな当時感からなのか、オジ様達によく声をかけられます(笑)。走行距離22万kmオーバーで外装も傷だらけですが、私のドリフト遊びに付き合ってくれる愛車には、感謝の気持ちで一杯です♥」と話す。

赤いタートルネックの長袖ニットに、黒いスキニーパンツとパンプスを履く。赤・白・黒のチェック柄ストールを羽織り、冬のクリスマス時期に合わせたオトナ女子コーデだった。
マニュアル車を運転する時は、赤いスニーカーに履き替えて本気モードだ。
TGCCの愛車ランウェイはライトONで登場し、レッドカーペットを颯爽と歩いてポーズをキメていた。
ハルさんの愛車は平成7年(1995年)式で、通称「シルエイティ」と呼ばれる。ニッサンのスポーツカー180SX(ワンエイティ・エスエックス/型式RPS13)をベース車に、同じニッサンのシルビアS13の顔面を移植した仕様だ。

ホイールはSSRのメッシュで、タイヤはフロント:ブリヂストンPOTENZA RE-01/リア:ナンカン(205/55R15インチ)を履く。サスはBLADE車高調(バネレートF8k/R6k)で、ブレーキパッドはF:エンドレス/R:プロジェクトμ製に交換。駆動系はNISMOカッパーミックス仕様クラッチ、LSDでデフも強化した。
マフラーはステンレス材質でワンオフ製作し、メインパイプ80φ-テール出口115φを鳴らす。エキマニはアルトラック製ステンレス仕様、エアフィルターはHKS製、オイルクーラーはトラスト製に換装済み。
インテリアはMOMO製アバルトのステアリング、クリスタルのシフトノブ、オオモリ製の3連メーター(油温・ブースト・水温計)、ブリッド製ジータ3タイプSのフルバケットシートを愛用する。


コクピットからリアハッチへロールケージを張り巡らせ、ピラーバーやタワーバーでボディ剛性もアップ。トランクにはガレージジャッキや十字レンチも常備し、ガチで走り屋な証拠だ。
ドリフト走行では縁石へフロントバンパーを引っ掛けて破損しない ように取り外したり、過熱するエンジンまわりを走行エアで冷やすためにも、こんな敢えて無骨な姿で白煙を巻き上げる走りがカッコイイのだ!