様々な仕様が存在する旧車會。その様子は族文化とは違って、個性豊かなカラーリングやデザインによってアピール度を高めている。誰よりも目立つために工夫を加え、独自の進化を遂げる「旧車會カスタム」その凄さを紹介していこう。
HONDA
北関東は茨城・県西エリアでは、昔から暴走族が初日の出や記念日などを祝う集会に、ブチ上げ仕様を製作して走らせる伝統がある。この単車もまた旧車會お祭りイベントの会場で走らせるべく、当時のブチ上げ仕様を復活させた…というワケだ。
青×白い県西フレアを纏ったコミネタイプのデュアル・ロケットカウルをブチ上げ、シビエWライト、6連ラッパ、パトランプ、大リボン、サイコロ、ボルボンなどでフル装飾した。
カロッツェリアのオーディオにスピーカー、電飾コントローラーも装備。5本もの旗棒にはカラフルなボルボン、日の丸と日章旗が揺れる。
県西しぼりハンドル、三段シート90cm、5連ラッパ、拡声器、LOVE灯も装着。エンジンは420ccボアアップ仕様だ。
光り物は60個と圧巻の数を誇り、その多くが当時物を使う。延長ハネの海老テールは、イベント用に向けて製作した。
マフラーはガレージ・ワルスケの悪蟹管をベースに延長し、竹ヤリ2本出し仕様を空高く鳴らす。
今回は旧栃イベント用のお祭りブチ上げ仕様で、今後はツーリング用に仕様変更する予定だ。