様々な仕様が存在する旧車會。その様子は族文化とは違って、個性豊かなカラーリングやデザインによってアピール度を高めている。誰よりも目立つために工夫を加え、独自の進化を遂げる「旧車會カスタム」その凄さを紹介していこう。
伝統の“お祭り仕様”
懐かしのブチ上げロケット登場!!
 暴走族の文化の中でも異色の存在なのがブチ上げだ。誰よりも目立つことを目的とした改造スタイルは、見る者を圧倒する。このスタイルで、単車を自在に操って走るためにはテクニックも必要だ。ただ目立ちたいだけでは乗れないし、操れない。ゆえに、ブチ上げ単車は暴走族の文化において花形になっている。
 今回紹介の空高くロケットカウルを掲げたブチ上げ仕様。ベースは2台ともホークだ。そしてブチ上げは――各地域によって特徴が異なるが――外装の周囲をすべてボルボンで覆う、北関東スタイルである。
 90年代、暴走族全盛の時代、初日の出や記念日などを祝う集会にブチ上げ仕様を製作して走らせる伝統があった。今回は、その当時のブチ上げ仕様を再現すべく、イベント用として小山祭レーシングのテツさんとキティドラさんが作ってくれた。

HONDA
CB250N
Owner:テツ
Team:小山祭レーシング
Shop:瀬内グループ

ウルトラマン・カラーの外装は、シルバー7色ラメ&キャンディーレッドのラインを瀬内グループで塗装したもの。 高くブチ上げたロケットカウルは、コミネのフルカウルを加工して装着。ヘッドライトにピヨピヨ、その下に赤い6連ラッパ、727factory行燈とLOVE灯、チャンプロードのステッカーを貼った紫パトランプ、無数のボルボンが彩る。 2本の旗棒にも、イエローとピンクのボルボンがたわわに実る。フェンダーには丸型、星型の電飾が光る。 シルバーラメの燃料タンクには、粋な文句も踊っている。 ハンドル上のステージには、オーディオや電飾スイッチなどを配置。ハンドルは県西絞り仕様だ。 サイドから見ると、いかにブチ上げロケットと竹ヤリのマフラーが高いか分かるだろう。 右リアに拡声器、左リアに6連ラッパを装備する。テールランプやナンバープレートまわりにも、紅白のボルボンが並んでいる。 三段シートはMARS製の1m延長で、マフラーは竹ヤリ2本出しの超ロング仕様。海老テールには「小山祭麗心愚」の謳い文句も刻まれている。
HONDA
CB250N
Owner:キティドラ
Team:小山祭レーシング
Shop:瀬内グループ

ホワイト×イエローの外装カラーは、BABY DOLL/ベビードール仕様で、缶スプレーによる自家塗装だ。 コミネのロケットフルカウルをブチ上げ、長いピヨピヨ、白い6連ラッパ、日の丸&日章旗、赤い大リボン、青いパトランプや電飾ランプも満載だ。 4本もの旗棒はイエロー、ピンク、パープル、ブルーのボルボンがカラフルに彩る。ハンドルはシンプルなアップハン仕様だ。 三段シートはMARS製の1m延長で、赤い長尺マフラーは竹ヤリ2本出し。右リアに電飾ランプ、拡声器、4連ラッパも装備する。 海老テールにはBABY DOLL、727factory、チャンプロードのステッカーも貼っている。

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