様々な仕様が存在する旧車會。その様子は族文化とは違って、個性豊かなカラーリングやデザインによってアピール度を高めている。誰よりも目立つために工夫を加え、独自の進化を遂げる「旧車會カスタム」その凄さを紹介していこう。
HONDA
茨城・筑波の城を背景に、眩しいレインボーの光を放つホンダCBXが佇む。このCBXのオーナーは、茨城の旧車會チーム「雑音」リーダーを務めるビャンビャン氏の愛車だ。自身のマルチカンパニーでカスタムを施し、最大のアピールポイントは流れるLEDテールにある。
「関東で最初に“流れるテールランプ”仕様にLEDカスタムしました。ワンオフ製作でリレーを組んで、イベントモードでテールを光らせます。走行中は点滅、ブレーキで点灯、曲がる時はウインカーも生きてますよ」と話す。
7色レインボー・ラメが光るグラデーション・ファイヤーの外装は、茨城のマルチカラーでペイントした。
ジョーカーズのデュアル・ロケットカウルにシビエのWヘッドライト、アンダーカウル、CB1000ハンドル、BEETフェンダー、アールズ・オイルクーラーを装着する。
ホイールやエンジンをメッキ施工し、マフラーはJYS管を鳴らす。左リアの拡声器は、HONDAウイング・マークもレインボー仕様だ。
サイドカバーのアルフィンも、レインボー色でCBX400Fロゴを彩る。赤ラメの三段シートは大川90cmで、テールはアウトバーンのカウルにクリアレンズ仕様だ。
関東旧単車狂騒楽団「雑音」は、2010年に旧車會チームをスタート。愛用するコルク半も外装に合わせてコーデし、赤ラメ×レインボー・ファイヤーが輝く。
今後の予定は、「あえて旧車ならではのAD(アナログ・デジタル)変換で、詳しくは秘密ですね」と話す。さらなる旧車カスタムの進化も楽しみだ。