会期:2/17(土)2/18(日)
日本の躍進を支えた1960~90年代の国産車。次世代に伝えるべき個性豊かな名車の数々はまさに「ジャパンプレミアム」な存在。
そんな昭和レトロなクルマが集まる日本最大級の旧車の室内イベントが「ノスタルジック2デイズ」だ。
今年は、記念すべき第10回目のメモリアルイヤーとなるイベントだけに、例年以上の勢いが感じられた。
ノスタルジック2デイズに出展するクルマの多くは日本車。懐かしいクルマもあれば、当時はもちろん、現在でも貴重な名車が一堂に展示される。その光景は圧巻で、このイベントの大きな魅力になっている。
さらに「国産旧車」の現状、つまり各モデルの相場のようなものが確認できる場にもなっていて、展示されているクルマの前にはプライスボードが掲げられていた。その金額を見て、ビックリ!! こんなにするのかと再認識する場面が多くあった。
興味の対象として輸入車も大注目!! ノスタルジック2デイズでは珍しいクルマを間近で観ることができる。数は少ないが、世界で1台しか存在しないような貴重なモデルから、往年の名車まで幅広く展示されていた。
通常、この種のクルマのイベントでは、展示してあるクルマの周囲を柵で囲うことが多い。しかし、このイベントでは触れられるほど近い距離で観ることができ、それが旧車ファンに支えられている理由のひとつになっている。
今回から新しくバイクコーナーも加わった。ここでも国産の貴重な絶版バイクが展示販売されていた。
カワサキZ、ホンダCBをはじめ、RZやGS、KHやマッハ、そして、CBX、CBRといった懐かしの昭和を代表するバイクがズラリと並べられていた。
その中には、個性的な改造を施すマシンの姿もあった。
セパハンバックステップでシングルシートのヨンフォアカフェレーサーも展示販売されていた。
とても珍しいリックマンのカウルを装着したマシン。この姿はとてもカッコ良い。
激しくチューニングを施したカワサキZとビキニカウルのZ1R。外装カスタムやチタンマフラーが誇らしげだ。
フェアレディZのチューニングでお馴染みのスターロードに置かれていたZ1とKZ1000MkⅡ。同じZ繋がりということでしょうか?
スカイラインRSとZ750FXのツーショット。ともに硬派なオトコにふさわしいマシン達である。
マッドマックスのインターセプタ―を発見!! ボンネットから突き出すスーパーチャージャーも迫力満点だ。
西部警察のフェアレディZも展示されていた。当時、ガルウイングのコレは素直にスゲェーと思った。
古くてもスーパーカーはやっぱりカッコ良い。この車両はデトマソ・パンテーラだ。
特別展示されていた童夢零(銀)&童夢P2(赤)だ。1978年に開催された第48回ジュネーブモーターショーにおいて初お披露目され、世界中から多くの購入注文が入ったが、運輸省(現国土交通省)との軋轢によって市販化が見送られた悲劇のスーパーカー。その後、米国での販売を目指して、現地基準に合わせた童夢P-2を開発。順調に進んでいたように見えたが、こちらも計画が途中で頓挫。結局発売に至らなかった幻の国産スーパーカーだ。