会期:1/12(金)1/13(土)1/14(日)
日本最大のカスタムカーイベント「東京オートサロン2018」が幕張メッセで開催された。このオートサロンには、自動車メーカーやアフターパーツメーカーをはじめ、442社が出展。展示されたカスタムカーの総数も880台にも達し、もはや日本の自動車産業を代表する国際的なカーショーとして位置づけられている。
年々その規模が増す東京オートサロンは、海外からも注目され、世界が認めるカスタムカーの祭典として今年もアジア圏を中心に、アメリカ、ドイツ、フランス、イタリアといった自動車大国のメディアが数多く集まった。
このオートサロンに出展されるカスタムカーは、3つのスタイルに大別できる。
この中にはもちろん、エクステリア、インテリアを着飾りながらも、チューニングを施してワイルドさを振りまくカスタムカーも存在する。細かく見ていけば、上の3つに分類することが難しいクルマもあるが、それもまたカスタムカーの楽しさ。大枠こそあれ、基本的にセオリーなんてものはない。すべては「カッコよければそれで良し」であり「目立ってウケれば成功」という面がある。
それぞれが個性的にクルマ遊びを楽しみ、その手段や方法、発想を提供する場こそが東京オートサロン。部門は設けられているが、そこは自由であり様々であってよい。それが世界を魅了するカスタム文化先進国である日本の改造スタイルというわけだ。
コンセプトカー部門の最優秀賞の栄冠に輝いたマシンはTOYOTA GAZOO RacingのGRスーパースポーツコンセプトだった。
優秀賞は族車・街道レーサーカスタムを世界に広めるリバティウォークのLB WORKSランボルギーニ・ミウラが受賞。この車両はフォード・GT40レプリカをベースに改造を施し、見た目を完全にランボルギーニ・ミウラにしながらも族カスタム仕様にしてしまったマシンだ。
ドレスアップ部門の最優秀賞はロードスターベースのSANODESIGN&乱人が受賞。ロングノーズ化されたフェイスキットが印象的でカッコ良い。
チューニングカー部門の優秀賞はRE雨宮X-RESPONSE-7だった。オートサロンの顔役たるRE雨宮だけに、今年も素敵なリアルスポーツモデルを提案してくれた。
セダン部門の最優秀賞は大人な仕上がりのフーガベースのIMPUL651S。エアロパーツはすべてキット化され購入することができる。
こちらは優秀賞のROZELが製作した210クラウンだ。アグレッシブな顔ツキとワイドフェンダーが特徴。ちなみに、フェンダーは鉄板叩き出しだ。
SUV部門最優秀賞はNATS日本自動車大学校のヴェルファイアのピックアップスタイル。大人では出てこない学生ならではの遊び心を感じる1台だ。
速く走れる魅せるクルマをコンセプトに製作されたアリスト。スポーティVIPを代表する仕上がりである。
フロントは5㎝、リアは8㎝ワイドボディ化したセルシオ。内装はエルティ―ドで外装はKブレイク製を装着している。
とっても渋い430セドリック。黒いボディにマルーンの内装がワルな印象を高めてくれる。
街道レーサー仕様のクレスタを発見!! デッパ、竹ヤリ、オーバーフェンダーの三種の神器で会場をザワつかせていた。 
Sense Brandのセンセーショナルアルファの外装キットを装着する51系フーガ前期モデル。コンプリートモデルとしても販売している。
ダイレクトカーズの座席自由設計スタイルのハイエース。ゴージャスなリムジンスタイルからキャプテンシートのみの仕様までオーダー可能だ。 
ダイハツは『シャレード・デトマソ』や『TR-XX』といった往年のホットハッチを復活させることを発表。それを記念して会場には、昭和走り屋世代にとって懐かしのシャレード・デトマソ・ターボが展示された。
D.A.Dでお馴染みのギャルソンブースは、今年も車両展示からグッズ販売まで盛りだくさん。そして、スペースも広大だ。展示車両は、JF3/4 N-BOX、MH55 ワゴンR、ZRR80 ヴォクシー後期、GGH30 アルファード、ZVW50 プリウスの5台だった。どの車両も輝いている。
↑JF3/4 N-BOX
↑MH55 ワゴンR
↑ZRR80 ヴォクシー後期
↑GGH30 アルファード
↑ZVW50 プリウス
D.A.Dといえばクリスタルベンツだ。今年も2台が展示された。

大人気のC-HRのカスタムカー。BEYONDオリジナルの外装キットを装着し、ワイルドな印象を高めている。
ビス止めワイドフェンダーキットが気になるインプレッサWRX STI。SHORINのGD-Bシリーズに属するパーツという事だった。
このクルマはポルシェではなく実はダイハツ・コペンがベースになっている。静岡工科自動車大学校が製作したマシンだ。完成度はとても高い。
CLIMATE提案のマットブラックのC-HR。ドアパネルのデザインを作り込み、追加パーツとして、ボンネット、GTウイングを加えることでスポーティなイメージを与えている。
1958年に初代モデルが登場し、今年、2018年に60周年を迎えたホンダ「スーパーカブ」。オートサロンではモトGPでお馴染みのレプソルカラー車が展示された。