ニッポンの伝統である暴走族の文化を起源に、旧車會カルチャーが海外で注目されている。世界の旧車會事情を紹介する「旧車會・ザ・ワールド」。

ジャン氏の愛車は1993年式の赤・白カラー、ホンダCB400Super Fourだ。外装は赤いスクリーンの風防に、ヘッドライトのピヨピヨ、自作したヒョウ柄のロング三段シート、メガホン管、5連ラッパ、回転灯も装着している。
南半球オーストラリア在住の自称“外人ライダー”ジャン氏は、熱烈なニッポンの暴走族・旧車會ファンだ。雑誌チャンプロードを愛読し、スマホ版の単虎チャンプ「旧車會・ザ・ワールド」第2回にも登場した。
掲載の後、チャンプロードfacebookに彼からメッセージが送られてきた。内容は今度、日本に来るというのだ。
そこで、チャンプロード編集部は思った。滅多にない機会なので、ぜひニッポンの旧車會カルチャーを知ってもらおうと。
大ファンの氣志團オフィシャル・ショップ
翌日に東京タワーが見える宿泊ホテルへ彼とママを迎えに行き、チャンプロード取材班が【ニッポン旧車會サプライズ作戦】を決行する! 「ニッポン旧車會の有名人に会いに行こう!」…そう告げてクルマに同乗し約1時間、行き着いた先で待っていた人物とは…?
ジャン氏は以前から雑誌チャンプロードやfacebookを見て、「女組サンに会いたい!」と願っていた。憧れの彼女と出会えて満面の笑顔で挨拶し、夫の裕健氏とも固い握手を交わした。それにしてもジャン、ニッポンの不良スタイル“ウ○コ座り”が様になってるぜ! 
全日本女旧車部隊・総長を務めるGS嬢女組サンの愛車を見て、チーム旗棒、ヒョウ柄ピンク色の三段シート、キティちゃんテール&吊り革がカワイイと感動。
彼女とデート気分で2ケツしながら、ニヤニヤ顔が止まらないジャン氏であった…。

続いて三多摩ファミリー・裕健一門の愛車RZを見学。
揺れると光る旗棒のLEDボール、絞ったアップハンドル、紅白カラーの吊り輪、三段シートに装備したプラスチック製バットにも興味津々だ。この後、さらなるサプライズが彼を襲う…?

この日に初めてニッポンの旧車會バイクを見て、触れて、跨ったジャン氏は、感激と興奮が冷めやらぬ様子だ。最後に同行したママも仲良く記念撮影。忘れられないニッポンの思い出となって本当に良かった。
