様々な仕様が存在する旧車會。その様子は族文化とは違って、個性豊かなカラーリングやデザインによってアピール度を高めている。誰よりも目立つために工夫を加え、独自の進化を遂げる「旧車會カスタム」その凄さを紹介していこう。
見る者を魅了する圧巻のスタイル
これぞTHEニッポンのカスタムペイントだ


SUZUKI
GT380

Owner:ビリケン山ちゃん
Team:ビリケンレーシング

 大阪名物のビリケン様の前に停車する華やかなバイクは、唯一無二の独自性が魅力のスズキGT380ベースのロケットカウル装着車だ。装着パーツとして、他車からの流用・加工物を駆使する技アリの1台。  スズキGSX400F純正フロントホイールに、スズキGS400純正リアホイール、GSX400F純正フロントダブルディスク等を移植。そうとうサンパチに詳しいヒトでなければ、この改造に気づくことはない。  数多く存在しているサンパチマニアの中でも、このビリケン山ちゃんの単車は、それを語るうえで、見る者のツウっぷりが試される1台といえるだろう。  玄人好みの流用パーツ以外に目を向けると、コミネロケットカウルにマーシャルヘッドライト、マルゾッキサスペンション等に加えて、旧車會では定番の拡声器を追加装着、といった具合。
 シートはK-STYLE製で、きっちり1mの三段シートに交換している。
 このサンパチを紹介する上で欠かせないのが、やはり“THEニッポン”的な外装ペイントになるだろう。日章ベースに桜吹雪を散らせ、タンクには富士日章に國士の文字を配置し、零戦特攻機の編隊飛行シルエットを描く。  フェンダー、サイドアルフィンカバー、テールにも桜吹雪を散らし、拡声器には、チームキャラクターのヒロポンをあえてステッカー風にペイントするという凝りようだ。
 見る者を魅了するカスタムの力。このバイクのコンセプトは、日本人の誇り高き思想そのものを描き切っているように思う。

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