様々な仕様が存在する旧車會。その様子は族文化とは違って、個性豊かなカラーリングやデザインによってアピール度を高めている。誰よりも目立つために工夫を加え、独自の進化を遂げる「旧車會カスタム」その凄さを紹介していこう。
夜から昼へ逆行するが如く
ゴールド外装の輝きが際立つ
 埼玉・秩父の街を眺望できる丘に、眩い金色のオーラを放つホンダCBXが静かに佇む。夕刻から陽が沈み暮れ行くにつれて、その輝きを失うどころか逆に主張を増して迫り来る。見る者すべてを魅了する…まさに唯一無二をアピールする俺仕様の旧単車だろう。
HONDA
CBX400F

Owner:ひさし
Team:埼玉北部同盟レッドオーバー

 このCBXのオーナーは、埼玉北部同盟レッドオーバーのひさしサンだ。地元・埼玉北部のONE STYLEによるカスタムペイントで、「約3ヶ月の製作期間を経て完成した“ザ・ゴールド・スペシャル”」だと話す。
 外装は敢えてブラック×ゴールドの2色だけで塗装。粒が大きめな角ラメを惜しみなく使うことで、通常のラメとは違う輝き度合いを作り出した。デザイン面でもファイヤーパターンとチェッカー柄を融合し、これらをバランス良く仕上げている。そのコダワリ抜いた愛車カスタムを細かく見ていこう。

外装に粒が大きめな角ラメを使うことで、夜でもゴールドの輝きが際立って見える。ロケットカウルにはブラックのファイヤーパターンに「Hisashi」とさりげなくネームを入れ、マーシャル・フォグやアールズ・オイルクーラーも装着する。
ロケットカウルのスクリーンには、チェッカー柄のブラスト加工を施した。ハンドルはCB750用を流用している。
タンク上にはカスタムペイント「ONE STYLE」×「チャンプロード」のWネームが踊る。左右はファイヤーと「Hisashi」ネーム入り。
サイドカバーのアルフィンも抜かりなく、サスはナイトロンをチョイス。足まわりは当時物のタケガワ、ジャパンチューブのWスタビで強化した。 BEETフェンダー/テールカウル/スモークレンズに、黒い50cm三段シートをセット。往年チームのネーム入り化粧プレートも、リアビューを渋く引き締める。 外装に合わせて、ホイールもゴールド×ブラックにペイント済み。リムに「STREET RACING STYLE GOLD SPECIAL CBX」の文字、ダンロップTT900GPタイヤもスポーティだ。 愛用するコルク半も、黒×金でカラー・コーデ。BEETテールカウルと同様に、「REAL RACING 134(ひさし)」の英数字を入れた。
マフラーはプリティーレーシング、ガニマタブレット管を鳴らす。初期物の「紫美香達」キャブカバー、NC07E/BEETポイントカバーも装着。今後の予定は、「エンジンのオーバーホール」と話す。

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