ニッポンの伝統である暴走族の文化を起源に、旧車會カルチャーが海外で注目されている。そこで、このコーナーでは、我々の知らない世界の旧車會事情を「旧車會・ザ・ワールド」として紹介。第1回は台湾の熱き旧車會チームを率いるリーダーにインタビューする。
愛車はホンダCB125で、価格は2万台湾ドル(台湾$=約\3.65)、日本円に換算すると約7万3000円で購入。黒×赤ライン外装のロケットカウルに、白×赤パイピングの三段シートを装着している。
台湾旧車會は、昨2016年の8月に結成。メンバーは18歳~40歳代で、約90人が所属する。その1割は女性メンバーも所属し、週末のツーリングを楽しむ。
台湾旧車會の特攻服は、ネットショッピングで日本のショップから購入し、刺繍は台湾で入れることが多い。
黒いロング丈の特攻服は、前面に役職・名前を入れ桜が舞い、背中にチーム名とカラフルな刺繍が踊っている。
黒さんは北台湾暴走愚連隊「新北連合」二代目総隊長を務める。
ネットの普及によって世界各国で話題なっている暴走族・旧車會文化。その硬派でカッコ良いスタイルは「クール」であると絶賛されている。そんな世界が注目する日本独自の不良文化への憧れについて、今回は、台湾から来日した黒さんに話を聞いてみた。台湾における旧車會事情はどのようなものなのか? 日本の旧車會への憧れや知ったきっかけ、エピソードについてを教えてもらった。
台湾は沖縄よりも温かい気候で、雨や台風が多いにも関わらずバイク人口が多い。台湾の人口は約2000万人で、日本の人口は約1億2000万人。バイク保有台数は同様だと言われるので、バイク保有比率は驚きの6倍だ。
バイクの改造は、割とポピュラーなものだそうだ。定番のカスタムは、マフラーやハンドルを交換し、ホイールにアルマイト塗装を施すもの。こうした文化も日本から学んでいる。そもそも乗っているスクーターが日本のメーカーのものなので、それについての情報を調べると自然と日本の改造方法、カスタマイズ方法が出てくる。それを見て自分なりのカスタムを施すという。そして、これが旧車會仕様になると、やっぱり日本の改造スタイルに習って、ロケットカウルや三段シートを装着する仕様になるということだ。
台湾のバイク免許は、18歳から250cc以下、20歳から250cc以上を運転できる取得制度。クルマ免許は18歳からで、原付バイクも乗れるのは日本と同様だ。日本メーカーの旧車で人気車種は、スズキGS400、ホンダCBX400やホークII、カワサキZ2らしい。
日本の伝統である族文化への憧れから始まり、現代トレンドの旧車會スタイルは、台湾でも人気が高まっているそうだ。facebookやLINEなどSNS時代を生きる台湾の彼らは、日本の族文化や旧車會と同じくバイク繋がりで仲間の輪を広げているそうだ。
facebookグループ「T.W.B.S.台灣旧車會:暴(爆)走族、特攻服、音職人同好會」は、約3000人のメンバーが参加している。(2017年6月現在) 